バルトリン腺記

バルトリン腺にまつわる個人の記録。思い出。

こんにちは皆さん。
そう言えばこの物語の主人公(私)は実は以前にも何度か性交時、同じ箇所に引っかかるような痛みを感じることがありました。ですけどこれまではバルトリン腺の詰まりが自然に流れて無事にやり過ごして来たんですね。
クリニックの先生も、
「そもそもの原因は性交時の摩擦とかではなく、気づいてないだけで腫れていてたんだと思う。」
と言っておられたので、もし初めてなられたという方も、少し考えてみると(ケースによっては)心当たりがあるかもしれません。
さて、お話の続きはどうなっていくのでしょうか。
物語の主人公は無事バスに乗り込むことが出来たのでしょうか。



駅前にたどり着く。
バスの時間を確認すると発車時刻まで20分あった。
近くのコンビニでアセロラドリンクを買い求める。今朝は日焼け止めを塗る余裕もなく家を出て来たのだ。
日傘も置いてきた。
せめてものお肌への労いにビタミンCぐらい摂取しておかねばならぬ。
コンビニを出てふた口ほど喉を潤してから仕事中のパートナーへの事情説明のメールを作文し始める。
ゆっくり考えながら文字を打っていると気づけばバスがやって来た。
無事に乗り込みほっとしつつ送信ボタンを押すと数秒後、自分にそのメールが届いた。
スレッドあるあるって言うんですかねこれは。
なんとも今日は予想外のことばかり起きやがる。おかしな事件に首を突っ込んだハードボイルド探偵みたいな気分です。
取り敢えずそこでひと呼吸おくことにして、総合病院前でもう一度正しくメールを送信した。


総合病院到着、初めての受診にて受付で紹介状を渡し、必要書類に記入してから椅子に掛けて待つ。
少し経つと名前を呼ばれて診察券、紹介状、婦人科の場所の地図的なシートを渡されて婦人科へGO。
アルコール消毒をしてから婦人科の中へ入りまた受付を済ませ、問診票記入。
血圧と体重測定。
血圧は上が129(下は忘れてしまった)
体重は…実は我が家には体重計が長らく存在していないので、数ヶ月前の健康診断の数値を問診票に記入したのだが、今回測ると2キロ近くも増えててそこは少々恥ずかしかったりして。


ここからどんだけ待たされるんだろうと思っていたら意外に早く診察室に呼ばれました。
ここでもまた高齢のおじいちゃん先生。
柔らかい雰囲気の、妊婦さんからの信頼を一心に受けていそうな感じの。
私の心も和みました。
「摘出手術だよねー」と話が始まったので、私としてはいきなりで心の準備も出来ていないことや開窓術ではいけないのかという疑問をぶつけつつ会話を続けていると、
先生「うーん、入院ってなっちゃうとね、面倒なのよ〜。感染症対策でPCR検査もしなきゃいけないし、術後も重いし体の負担的にもねぇ」
(少々おネエキャラ入っちゃってますカワイイ)
私「あの、(だから…)日帰りで開窓術で出来ませんか?」
先生「うん私もねー、そっちの方がいいと思うしオススメするけどね〜」

ちょっとちょっと〜
その言葉を待ってたんだぜ先生!!!


つづく……