バルトリン腺記

バルトリン腺にまつわる個人の記録。思い出。

ところで、バルトリン腺嚢胞や膿瘍を繰り返す、という記事をネットでよく見かけるのですが、今回私の身に起こった状態は再発と呼べるのか?
そしてこれもよく見かけるのが、膿出ししたらペタンコになる、とか、小さくなった、とか。
私は最初に腫れを発症して膿抜き後〜次の腫れが起こるまで一度たりともぺたんこにはなってなかった!
と言い切れます。
なので私自身には再発というよりはむしろ、継続/保護観察中という意識のもとで起こった事件だったのです。
再び宣言しますが無痛の硬めのしこりは残存していました。
そこに(硬め)ペタンコにならない謎が隠されているのでしょうか?

次回先生に質問してきたいと思ってます。
忘れず、且つそんな大人の余裕を持てれば。

と、思っていたらレディースクリニックの二度目の受診の際付けていたメモが見つかった。そこには
「抗生剤が効いてたらしこりもなくなる」
という先生の言葉を書きつけてあったわ!
単にそういう問題でしたかそうか〜。
では、ならばますます再発と言うに相応しいとは個人的には思いにくいのですが……。


さて、物語の続きをお伝えしましょう。
シャワー後のルーティンでまた腫れを感じた私はその様子を鏡で確認してみました。
(出来れば見たくなかった)
そうするともとのしこりの部分だけに留まらず、何というか左側の大陰茎上部にまで腫れが出現している。
ぱっと見た感じえんどう豆の房のように。
ちなみに痛みは相変わらず?さほどでもなかったんですよ。
けれどこれはもう、ちょっとパートナーにも確認しておいて貰った方が良いだろうと。
仕事から帰宅した彼にお願いして見て貰いましたらば、
朝一番で病院へ行きなさいとのお言葉。
その地点で相変わらず痛みはさほどでもなかったということもあり、私としては漢方でなんとか……みたいな考えを打ち出してもみたのですが、彼から猛反対という返り討ちに遭いました。


翌朝、あまり待たなくて良いようにクリニックの開く10分ほど前に合わせて出動。おかげで9時には診察室へ招かれる運びとなりました。
「こないだのこと?ペタンコになったでしょ」と先生。
(ペタンコハァ?)と心の中で私。
そして一連の流れをお話して内診部屋で今月二度目の御開帳です。
先生「この間と比べて一目瞭然で腫れが大きくなってるよ、30ccは溜まってるかも」
私・心の声(ハァそうですね…30ccまじで)
この間(10日前)の如く膿抜きという処置をして貰えるのだと信じて疑わなかった私は、処置無しで診察室へ戻された。
先生の仰ることには、
「出した抗生剤に耐性のある菌だったみたいだね」
そして「繰り返すようだから……」と、
入院有りの摘出手術を薦められる。
これ、先生の中では再発という認識ですか?
にしても、

いきなり摘出手術!?

日帰りのやつとか開窓術とか飛び越えて?
(知識だけは中途半端にある)
しかも先生、
「摘出だと二度と再発しません(キリッ)」と言い切った。

と思ったら〜

「でもうちでは出来ないから近くの総合病院に紹介状出しますけど、手術前提ならその前の処置(膿抜き)も同じところでして貰った方がいい。これから今すぐでも行った方がいいと思うよ、予約無しだから一日仕事になるかもしれないけど」
ってあんたいきなりそんなこと言われても、しかしそこまで言われて差し迫った危機をひしひしと感じ始める私。

「わかりました、紹介状お願いします」
これを英断と呼べる日がいつか来るであろうか。お会計を済ませ紹介状を抱いた私は総合病院行きのバスが出る駅前へと向かうのであった。


つづく……