バルトリン腺記

バルトリン腺にまつわる個人の記録。思い出。

ある日、パートナーとの性行為の際、挿入時に膣の入口左側に何かが引っかかってるような?痛みを覚えた。
そして翌日その痛みの箇所が腫れ始めるのである。
40を越えて初めての現象、放っておいて治るものなのかもわからず少し痛みも出て来て、これは、とそこは自分の勘に頼って夕刻最寄りのレディースクリニックへ。
行きは歩けない程でもないが、股内部にじわじわと存在感を増すしこりのような腫れに遠慮がちな歩幅をとる。


クリニックに到着。
椅子に座っての待機中、腫れ物が圧迫されてどうにも座り辛い状態が一時間ほど続き、やっと診察室に呼ばれました。
症状を先生(高齢男性)に話し内診部屋へ。
診断結果は
バルトリン腺膿瘍(のうよう)」
とのこと。
「あぁ、腫れて化膿してるんで膿ぬいちゃいますね〜」
早速その場で(私にしてみりゃ心の準備もないまま)処置が行われる。
その箇所の腫れも痛みも病名も処置もなにもかも初めての体験で…
麻酔の注射をされたのかどうかもうろ覚え。注射器で膣内部より膿を吸引→手で腫れの部分をぐりぐりしながら膿を出す作業→消毒→終了、という流れだったように思う。
面白いのは注射針や手作業での膿出しのもん絶ものの痛みはまた別として、膿が吸い出された瞬間から元々の腫れの痛みはみるみる消失していった。

その後再び診察室へ移動、
バルトリン腺膿瘍」の説明を受ける。
びびる私に先生は仰った、
「女性なら誰もがなり得るアンラッキーな病気です」と。
そして再発することもよくあるそうで、中には毎月膿を吸引しに来る人もいるのだとか。
この記事にたどり着いた人はきっとバルトリン腺について検索をして、様々な記事を目にしているんじゃないかと思う。
かく言う私がそうでした。
なのでバルトリン腺並びに腺炎・嚢胞・膿瘍等についての詳しい説明は省かせて頂きますが、これ以降に自分に起こったことを記録していきたいと思います。
(これはあくまで自分の為な訳ですが、もしも誰かの参考になりますならば良しという思いです)


つづく……